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2012年 01月 26日
「ポン酢、カメラで吸い取ったら写らなくなりますよ」、の巻。
どうしよっかと迷っていましたが、
季節が一周してちょうど良くなったので書いちゃいますね。
旭川からの「雪繋がり」ってことで・・・。
えっと、正確に何月くらいだったかも忘れてしまってますが、
昨年の年明けてから一番寒い頃だったと思います。
だって、いつ行っても雪が無かった金沢に、
初めて雪が積もってた時でしたから。

北へ向かうサンダーバードの中で、
ゆっくり本を読むのも大切な時間。
車以外の移動手段の際は、もっぱら読書に勤しんでおります。
本を読み、ふと顔を擡げる度に変わり行く景色。
「大阪」から心と頭を切り離してくれる、おまじないのようなもの。
いつもと違う表情で迎えてくれた今回の金沢。
駅前のガードレールにも、こんな氷柱が。

道路脇に雪が降り積もる曇天の金沢市内、
確か、着いてそのままタクシーで直行した記憶が。
着いたのは、こんなとこ。

いや、駅からそんなに離れてないはずなんですけどね・・・。
ふと横に目をやると、すごくタイトな良い感じの横丁が。

なんだか一気に風情が増します。
横丁にサヨナラして足を進めると、
突き当たりに徐に看板がかけてある。
それを頼りに首を伸ばし中を覗くと、

急に雰囲気の違う佇まいの一軒家が現れます。
そう、ここが目的地の「乙女寿司」。
えっと、関西のお店のように金沢でも容赦なく、
記事にしたことあるお店は暫く端折らせていただきます。
しっかり堪能してくださいね。
中に入ると、すごくアットホームな感じ。
肩肘張らずに気軽に金沢のお鮨を楽しませてくれそうな雰囲気。

雪を踏みしめ歩いてきた先に待っててくれる熱燗一杯。
こうなると寒さも雪も、
この一杯を最高に旨く味わう為の演出にしか思えません。
さ、ここからは皆さんにも「エアー熱燗」を傍らに、
画像での鮨を心ゆく迄ご堪能いただく時間とさせていただきます。

この烏賊の美しさよ・・・・。




このいぶし銀の輝き・・・アートです。
次は、白子・・・

・・・・あ!!!思い出した!!!
ちょいちょいこのブログ読んで下さってる方なら、
覚えて下さってるかもしれませんが、
昨年、カメラが壊れたとか騒いでたの知りません?
そう、ポン酢の中に落として慌てて電源切ったもんやから、
レンズが収納される際、機内にポン酢を吸い込んで、
ポン酢が乾いてきたころから黒い幕となってレンズに張り付き、
何度電源入れても「レンズキャップが外されてません」
・・・って、「外してるっちゅうねん!!!」ってやり取りがあったんです。
こいつです。こいつが僕のカメラをポン酢まみれにした犯人です。
この画像の次の瞬間に、
哀れ僕のカメラはポン酢の海を泳ぐことになるわけです。
一説では、あまりの「白子愛」に、
レンズ覗いたまま食べようとしたんじゃないかという説もあるようですが(笑)
とりあえず、乾くまでは何事も無かったのように動いてくれました。
さ、こっから握ってもらってます。





どの握りも美しい・・・。
振り返っても「旨かったなぁ・・・」という印象しかありません。
更に寒さのなかでの熱燗、くぅぅ~~っと沁み入ります。

ここでスッと温かい一品が。

なんと、白子のすり流し!

立ち昇る柚子の香りに、口に広がる濃厚な白子の風味・・・、
愛機が白子にポン酢飲まされたことなんて吹っ飛びます!
一息ついたところで、ここから後半戦に入ります。

香箱、登場。





いやぁ、ホント美味しかった。
画像を改めて見てても、また行きたくなってきますもん。
金沢では大体行くお店は決まってるんですが、
ここも本当に美味しかったです。

名残惜しさに、懲りもせず白子を追加(笑)

店を出る頃には、曇天だった金沢の空から陽射しが降り注いでいました。

ま、別にこの陽射しでポン酢が乾かされたわけではないと思いますが、
夜に行った割烹ではカメラは全く反応せず・・・。
でも、個人的には金沢は郷土料理かお鮨でいいかな。
それぞれ個性豊かな金沢のお鮨屋さん。
「今年はいつ行けるかなぁ・・・」って想いを馳せるのも、楽しい時間です。
ただ・・・しばらくは強烈に寒いやろなぁ・・・。
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by monsieur-enfant
| 2012-01-26 23:37
| 乙女寿司
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