人気ブログランキング |

ブログトップ

なないろめがね

カテゴリ:ケ モンテベロ( 40 )

君に届け

覚えているかな

シャッターを開けて中に入って語り合った日のこと
c0116714_215082.jpg

目に見えないものを、必死で見ようとして、
辿り着いてないところに、必死で辿り着こうとしてたね
c0116714_2164130.jpg

広いと思ってた空間も、
「ここに、これを置いて・・・」ってチョークで印を付けてたら、
びっくりするくらい狭くなっちゃったよね
c0116714_218318.jpg

コンクリートが剥がされ、電気工事が始まり、
「ドクン」と鳴った心臓の音が、全ての始まりの合図だったんだ
c0116714_21104264.jpg

まだこの頃は、これから起こる悲惨な数年間を、
誰も思い描けてはいなかったよね
c0116714_21163687.jpg

なんかね、気のせいかシュクレクールが嬉しそうだったよ
弟か妹でも出来ると思ってたんだろうね
c0116714_2128298.jpg

とりあえず外観の輪郭だけ出来た頃。
c0116714_21303728.jpg

貼り紙してまで「11月中旬」というアバウトさ。
しかも( )の中には更に(未定)と駄目押し。僕ららしいよね。
c0116714_21375025.jpg

中の工事に入った頃。こっちは厨房。差し込む光は入り口から。
c0116714_21491895.jpg

そして、こっちは反対側。つまり現在の「お店」部分。
c0116714_21505657.jpg

外観も、イメージ出来るようになってくると、
楽しみと怖さと混在するような不思議な気持ちだったのを思い出すよ。
c0116714_21513196.jpg

厨房も区切られ、それっぽくなってきたかな。
c0116714_2152393.jpg

ここらへんからかな、厨房が急ピッチで輪郭を現してきたのは。
c0116714_2156303.jpg

c0116714_21565778.jpg

オーブン上のフードの取り付け。
これを見て初めて「あ・・・シュクレが暑いのはコレ無いからだ」
って気づいたよ。
c0116714_2157378.jpg

表に天然石のタイルが。
イメージが形になっていく実感が湧いてきたのは、この辺りからかな。
c0116714_21594036.jpg

内側も同様に。
c0116714_2201333.jpg

こうしてキレイに貼ってから、
隙間を埋めて、更にボカして今のモンテベロの風合いが出来たんだったよね。
c0116714_2211167.jpg

幾多のお客さんの足を阻み続けた怪しい通路もまだ初々しく。
c0116714_2232691.jpg

工務店さんも、デザイナーさんも、電気屋さんも、
お金が無い僕の為に本当にアイデアを絞って、
「良いもの」を作ろうと一生懸命やってくれてたね。
暗くなっても勤しんでくれてたのは、
c0116714_2273742.jpg

普通の金具をアンティークっぽく見せる加工。
本当のアンティークの、買いたくても買えなかったもんね。

こうやって、本当にいろんな人に助けられて創り上げられたお店。
みんなそれぞれ大変だったから、みんなそれぞれに思い入れがあって、
そのみんなに「後は、はしもっちゃんが頑張るだけやからな」って、
重たいバトンを渡されてたね。
何度も落としかけたそのバトンを、いや、何度か落としたりもしてたけど、
その度しっかり握り直して諦めず走ってきたから今がある。
そして今。立派にそのバトンを繋いでくれた君を誇りに思います。心から。

多少、余裕を持ってたのも束の間、
やっぱり厨房がその姿を露にしてくると、
弥が上にも緊張感と焦りが高まってきたよね。
c0116714_1817033.jpg

待ったなしで運び込まれる冷蔵庫。
c0116714_18185572.jpg

オーブンも入ってきた。
c0116714_18193352.jpg

初めて電源が入った瞬間。
ここから数えきれないくらい多くの想いを焼き上げたね。
c0116714_18213819.jpg

外観も急ピッチに工事が進んできたよ。
c0116714_18224668.jpg

ダメだった頃も、変化の兆しが見え始めた頃も、そして今も、
偽りない太君自身に光を当て続けてきてくれたショーケース。
c0116714_18242716.jpg

最初は5、6種くらいしか並べれなかったこと、
今来てくれてるお客さんの、一体何人が知ってるんやろ。
c0116714_182575.jpg

ここがあらゆるドラマが繰り広げられ、太君の成長を掌る舞台になったんだ。

同時に家具も入っきて、俄然「店らしく」なってきたよね。
c0116714_18362072.jpg

この頃、僕が描いていた「パティスリー」。
c0116714_1944720.jpg

君は僕に、それ以上のとてもとても素敵な画を見せてくれました。

店の一番奥にショーケースが陣取るという変わった店やけど、
全ては陽射しが西からしか射さないことが原因。
モンテベロは最初から「ステンドグラスありき」の店作りだったからね。
この日は遂にそのステンドグラスがはめ込まれる日の様子。覚えてるかな?
c0116714_19183170.jpg

この日まで何度もミーティングを重ねて出来上がったステンドグラス。
作家さんが持ってきてくれた現物を見るのは、この日が初めて。
c0116714_19221357.jpg

この工事始まって以来の緊張感が走る店内。懐かしいね。
c0116714_19233067.jpg

度肝抜かれた金額、落としたらシャレにならんと皆手が震えてたよね。
c0116714_19243983.jpg

恐る恐る、そ〜っと、そ〜っと
c0116714_19253573.jpg

モンテベロの核と成る息吹と店内を彩る表情がはめ込まれたところです。
c0116714_19281635.jpg

ステンドグラスに光が通ったこの瞬間、鳥肌が立ったのを覚えてるよ。
c0116714_19302436.jpg

ステンドグラスの設計図も、記念に載せとくね。
c0116714_1934289.jpg

照明も一緒に作ってくれて、
c0116714_19353053.jpg

廊下にも電気が灯り、
c0116714_19363279.jpg

京都から、一緒に探しに行ったテーブルセットも届いた。
c0116714_19382392.jpg

そして最後に付けられたのが店名やったね。
c0116714_19393064.jpg

c0116714_1940764.jpg

最初、みんな「?」って顔してた、この店名。
「『ケ』で切るんですか・・・?」とかね。
シュクレはいっぱい候補を上げて考えたんやけど、
モンテベロに関しては、なぜかこの名前しか浮かばなかったなあ。

そうこうして迎えた運命のオープンの日。
c0116714_0554259.jpg

本当にたくさんのお花をいただき、たくさんのお客さんに並んでもらった、
表向きには華々しい初日やったけど、
目を背けたくなるくらい悲惨な現状としての記憶が90%以上を占めてるわ。

本当のスタートはここからだったね。
お互い、本当にいろんなものを擦り減らしながら、
まさに無我夢中で必死に過ごした一年間。
二年目に、もう一人の大事な戦友のフランス行きをきっかけに自覚が生まれ、
三年目に、完全に覚醒したと実感したよ。
それまでにも美味しいお菓子は幾つもあったけど、
僕がもう何も言う必要が無いと思い知らされたのは「マール ショコラ」。
太君の内側の深いところから出てきたような本質を突いたガトーで、
「遂に本当の意味で、岸部からフランス菓子が生み出されたか・・・」
そう思ったのを覚えてるよ。嬉しかったなあ・・・。

書き綴るにはキリの無い濃密な時間となった4年とちょっと。
そして、そこに一つの区切りをつける日が遂にやってきたね。
大きな扉を開けて一日が始まり、大きな扉を閉めて一日が終わる。
そんな毎日をずっと繰り返してきたわけやから、最後の閉店の際は、
君に挨拶してもらってから扉を閉めてもらおうって決めてたんよ。
c0116714_1232025.jpg

相変わらず下手な挨拶だったけどね。

真っ新だったモンテベロも雨風に晒され、
それなりの雰囲気を醸し出すようになりました。
全ては君と過ごした4年とちょっとの歳月の中で生まれた変化。
苦しい時、いっぱいあったね。
悲しいときも、いっぱいあった。
でも、喜びもたくさんあったし、何より楽しかった。
君のおかげで、シュクレだけじゃ得れない経験が出来たし、
シュクレだけじゃ出会えなかったお客さん、
そしてかけがえの無いスタッフたちとも出会えうことが出来ました。
c0116714_1302764.jpg

そして正直、君と今のような関係が築けるとは思ってなかったよ。
本当は・・・それが一番嬉しいのかもしれない。
「人」をあまり信じれず、他人に期待もしない、
そもそもあまり人自体好きじゃないから友達もいない僕が、
「大好きだ!!」って思える人に出会わせてもらえたこと、
これに勝る喜びがあれば教えて欲しいくらいです。
c0116714_1373160.jpg

上手く言えないし、どれだけ言葉を並べても足りないし覚束ない。
こうなるのはわかってたから、
あえてたくさんの懐かしい写真を並べさせてもらったよ。
振り返りながら、共有してきた時間をもう一度共有しながら、

伝わるかな。
伝わったらいいな・・・。

君に届け。
ありったけのありがとう!
by monsieur-enfant | 2012-01-30 02:16 | ケ モンテベロ

お知らせです。

ソウルは明日の朝、最低気温が4℃だという話。
夏に来て、一番の厚着がジャケットという僕には耐えれそうにありません。
こないだ意を決して買い物に行ったんですが、
こちら会社勤めなものでして、かっちりコートくらいしか着ていけないんですよね。
岸部に帰ったらあんまりそういう服着ないもので、
結局ユニクロでヒートテックを2枚ほど調達して帰りました。
ヒートテックに4℃の寒さを凌ぐ期待を寄せるのも、酷って話ですよね・・・。

さてさて、待っていただいてた方もおられるかも知れない中、
イライラを煽るくだらない小噺は早々に切り上げさせていただきまして、
今回の発表は、毎年秋に開催していたピクニックの件です。
店でも「今年はいつ?」って質問が多く出てるようでして、
岸部とのいろいろなやり取りの中、ピクニックについても何度も検討していました。
現場からも「やりたい」という声も上がりましたが、
昨年より涼しくなるのが早かった今年、
僕が帰る頃には多分寒くてピクニックどころじゃありません。
昨年も風が強く吹いた時は相当寒かった記憶があります。
「じゃ、僕抜きでやっちゃってよ」とも言いましたが、
それはそれでイベントとして難しいようで・・・。
楽しみにしてくださる方もおられますし、
「今年こそ」って思ってくれてた方もおられると思いますが、
大変申し訳ありませんが、今年の秋のピクニックは中止とさせていただきます。
こっちの都合で本当にすいません。
代わりに・・・と言ってはなんですが、おそらく来年の春にはBBQとピクニックと、
ダブルイベントを開催する予定です。
・・・・と横田氏が言ってくれると思ったので先に代弁しておきました(笑)

ただ、春と秋、二度しかないお客さんたちとスタッフ交えて接する機会を失い、
申し訳なさと寂しさに打ちひしがれているところ、後ろからポンと肩を叩かれ振り返ると、
「ったく、何やってんだよ!俺がいるじゃんかよ!」と、そこには橋本が立ってました。
橋本・・・・そう!あの橋本です!モンテベロのグランシェフ、橋本太シェフです!
「水臭ぇぜ・・・、いつもシュクレさんには世話になってるからよ。ここは俺に任せな」
ということで、ドン!!
パティスリー ケ・モンテベロ4周年記念前夜祭
~俺に任せろ!俺の会だ!~ by futoshi hashimoto (仮)

を開催することが決定しました!!
えっと、詳細は火曜日の夜、モンテベロのブログ及びHPにて発表されます。
ざっくりですが、今春シュクレが行ったような、
お客さん参加型の周年イベントとなるようです。
ただ、そこは天下のモンテベロ、
「シュクレのパクリ」みたいなイベントにはならないと思います、例えば会場とか・・・。
更に更に、そこになんと、
粋な計らいでシュクレクールも参加させていただくことになりました!!
いやぁ、こんな素敵なイベントに声をかけてもらえると思ってなかったので光栄です!!
ありがとうございます!!

ってなわけで、ピクニックの代替案・・・じゃなくて(笑)、
モンテベロ4周年記念パーティー開催のご案内でした!!
では明日、モンテベロのブログでお待ちしております!!
後は頼んだよ~~!!(笑)
by monsieur-enfant | 2011-10-18 00:15 | ケ モンテベロ

ま、場所柄、仕方ないんですが、
開店当初から相当な数の質問を受けてきた通信販売。
ただ、お受けするのは簡単なんですが、
やはり体制が整わない状況で踏み込んでも、
逆にお客さんにご迷惑がかかるだけですし、
何よりやはり、お店があって、スタッフがいて、並んでるお菓子があって、
少々のお客さんが居たり居なかったりして(笑)、
それ全部で「ケ・モンテベロ」だと(あ、そうです、シュクレの話じゃありません)、
そう思ってきたわけなんですが、
昨年秋にて丸3年を迎え、東京や市内での催事も重ね、スタッフの頭数だけは揃い、
「そろそろ良いんじゃないか・・・」との声がチラホラ出始めたのは、
夏の売り上げの落ち込みが恐ろしいと既に怯えていた、まだ夏前の話。

そして、今までのパターンですと、
ここで「何日からスタートです!!」みたいな感じなんですが、
なんと今回は、
ここでの告知が遅れて実はフワーーーッと何気に始まってしまっているのでした!!
 「夏だ!!爆笑!!ケ・モンテベロ、
     オンライン販売スタート!!」
      
      ~あれ?意外とちゃんとしてるのね?の巻~

そう、見てびっくり、意外や意外、ちゃんとしてるんです(笑)
これからモンテベロはシュクレと一線を画し、
「ちゃんとしてる店」として売り出していく所存であります。

これで一切注文がなかったら哀しすぎますので、
皆様何卒ご贔屓にお願いいたします。
それと、上の太字のところの色と大きさをいじくり過ぎて、
なんだか下の字が赤色になってしまってどうしようもないのですが、
他意はありませんのでお気になさらず。

それより、「適当に書いてる風に思わせといて、
実は何度も色や大きさを変えて試してみたり、結構真面目にやってるんや(笑)」
などと思われることのほうが超恥ずかしいです・・・。

いや最初はモンテベロだけにブルーにしたんですけどね・・・。
やっぱ赤のほうが目立つかな・・・と思ったら字がデカ過ぎたりしてですね・・・、
そうこうしてるうちに何故か字が緑になってですね、
更に書いてると関係ないとこから赤字が始まってですね、
っていうか、一向に赤字から黒字に回復しないんですけど!・・・て、
そんな自虐ネタの為にここまで赤字で引っ張ってるわけじゃないですからね(笑) 

ま、そんなこんなでモンテベロのHPのトップページの「Order」をクリックしていただくと、
新しく「オンライン販売」の・・・なんて言うんですか?サイト?
・・・が立ち上がるようになりました!というご報告でした。





シュクレさんは何もしないのかなぁ・・・するのかなぁ・・・、
っていうか間に合うのかなぁ(笑)
いや、間に合わせます!!夏休み前ギリギリに、シュクレから地味な告知あり!!
お楽しみに!!言っちゃった!!(笑)
by monsieur-enfant | 2011-08-22 23:54 | ケ モンテベロ

お知らせ

3日から始まった、モンテベロとラヴィルリエさんとのコラボによる、
梅田阪急百貨店さん1Fでの催事ですが、
暑い中にも関わらず、思った以上に足を運んでいただけてるようで、
本当にありがとうございます。
その際、「シュクレさんは来てないの?」と聞かれることが多いようですが、
うちまで梅田に行っちゃうと、
多分誰も岸部まで来てくれなくなっちゃいますからね(笑)

さて、そのモンテベロですが、遂に禁断のスタッフブログがスタートしました。
あっちはあっちで、ほんわかほのぼのやっていくと思いますので、
こちら共々、どうぞ宜しくお願いします。

取り急ぎ、お知らせでした。
by monsieur-enfant | 2011-08-04 17:44 | ケ モンテベロ

お知らせとオススメ

東京編の途中ですが、ちょっとお知らせを。

モンテベロですが、来週の22(水)23(木)を臨時休業とさせていただきます。
よって来週の休業日は月曜日から木曜日までとなり、金曜日からの営業となります。
これはシュクレもいただいたGWの代休・・・の代休です。
催事もあり、休めなかった代休ですので、何卒ご理解くださいませ。

さて、臨時休業前の今週末ですが、
モンテベロにしては珍しく、ラブリーなお菓子が登場します!
c0116714_18183042.jpg

ビジュアルに負けないラブリーな名前が思いつかないそうですので(笑)、
まだ名前はないんですが、メレンゲとクラフティとスリーズの、季節感溢れるお菓子です。

ではでは、雨続きの毎日ですが、皆さまのお越しをお待ちしております!!
by monsieur-enfant | 2011-06-17 19:59 | ケ モンテベロ

お知らせ

モンテベロから、来週の母の日限定のセットが発売となりました。
焼き菓子やコンフィズリーのセット
c0116714_3425432.jpg

コンフィチュールとギモーブのセット
c0116714_343734.jpg

焼き菓子詰め合わせの母の日パッケージ
c0116714_343236.jpg

今、モンテベロは三越伊勢丹の催事の準備でてんてこ舞いです。
でも今週も変わらずお店は開けて皆さんのお越しをお待ちしております。

大阪駅の再開発もプレオープンなどが始まり、いよいよ佳境に入ってきました。
しばらくは駅自体、ごった返すでしょうね。
それによって人の流れがどう変わるのか、
受け入れられるのか拒まれるのか、
梅田周辺や僕らのような郊外に、どんな影響が出るのか、
開けてみてのお楽しみです。
僕も、オファーあった場所くらいは見に行ってみようと思います。

ちなみに、地味に岸辺駅周辺の開発も進んでます(笑)
by monsieur-enfant | 2011-05-01 20:37 | ケ モンテベロ

この日は、前にお知らせした、「聴覚障がい者向け お菓子教室」の日。
こうした案自体は、もうだいぶ前にあったんですが、
ゆっくりと、ほんとに徐々に徐々に具体化していき、この日の開催となりました。

7周年イベントの翌日でもありましたが、
モンテベロのスタッフが3時くらいから準備に取り掛かってくれ、
助手で駆けつけてくれたラヴィルリエの服部シェフ、講師のモンテベロ橋本、
そして参加者の方々も無事に揃い、予定時刻通りにスタート。
c0116714_4537100.jpg

今回は「クレープ」。
橋本の主旨としては、「会場で見るだけでなく、是非家で作ってもらいたい」。
そういう意味で、気軽に家で作れること、そして流用性も考慮してのチョイス。
それともう一つ、クレーム・パティシエールを合わせれること。
このパティシエールも今回の実習の中に入ってるのですが、
流用性を考えると、いろいろなお菓子に使える便利なものです。
お菓子作りの基本となるクリームですが、
抑えるとこ抑えれたら、少量なら全然難しくないクリームです。
クレープもクレーム・パティシエールも、
今回だけじゃなく、ずっとお菓子作りを続けて欲しいという、
お菓子を愛する橋本のメッセージが込められているんです。
c0116714_455781.jpg

うん、やっぱりね、通常の講習会とは空気が違います。
参加者側の皆さんも、お菓子教室はあるにはあるそうなのですが、
こうしたプロに接する機会は滅多にないんですよね。
だから、「厳しいのかな・・・」「難しいのかな・・・」と、少し不安だったと思います。
僕たちは僕たちで、やっぱり聴覚に障がいを抱えた方々と接する機会は少ないですよね。
しかも、これだけ大勢の方々と一同に対するのは初めての経験。
お互い緊張感もあってか、少し硬い滑り出しとなりました。
それに何より、皆さんの集中力と言いますか、グッと迫って来るものがあります。
これはね、僕らが通常行う講習会とかではほとんどない感覚です。
聞いてんだか聞いてないんだか、来たくて来てんだか店から来さされてるんだか、
そんな人らばっかりですよ、実際。
耳が不自由であるぶん、他の感覚を研ぎ澄ませて補うということは、
もはや当たり前の行為になってるんでしょうけど、
耳は聞こえずとも「聞こう」とする姿に、
如何に通常自分たちの「聞く」という行為が、
機能に頼った心を伴わないものが多いものかと考えさせられました。
c0116714_462120.jpg

本当はね、もっと壁があるのかと思ってたんです。
やはりね、僕たちのこうした行為自体がどう思われてるのか、
不安と言えば大袈裟ですが、・・・・まぁ、不安もあったわけです(笑)
傍で見てる僕でも思うんですから、前で話してる橋本はもっと思ったんじゃないかな?
でもね、むしろそんな不安を取り除いてくれたのは、
参加してくださった皆さんの方からでした。
結構、些細なことに絡んできたり突っ込んできたり(笑)、
もちろん、橋本の人柄というかキャラクターも大きかったと思いますが、
会が進むにつれ、空気は和やかに解れていきました。
c0116714_464617.jpg

今回は、関西電力さんのご厚意による協力のもと、会場をお借りしてたので、
慣れないIHでの作業でしたが、そつなくこなしてましたね。
熱伝導の早さや清潔感や安全性など、多くのメリットも感じていただけたかと思います。
7周年を迎えた僕も、こんな気のきくコメントも出せるようになりました(笑)
c0116714_471242.jpg

と、言うわけで橋本のデモンストレーションは終わり、
中に、イチゴとパティシエールを包んだクレープのバリエーションと、
ミルクレープのサンプルが完成。
さすがにプロっぽいですね(笑)
c0116714_473716.jpg

ここから二か所(最終的には三か所)に分かれての実習に入ります。
片方では橋本が、
c0116714_48241.jpg

もう片方では贅沢な助手、ラヴィルリエの服部シェフが見てくれました。
ちょいちょい混ぜるウケない小話に、
心折れることなく話し続ける姿に感動すら覚えました(笑)
c0116714_482570.jpg

時間の都合上、パティシエールの実習は代表2名のみとなりましたが、
みなさん初めてのクレープを上手に焼いていましたよ。

それぞれのクレープに、イチゴとパティシエールを包んで、
バニラアイスとソースを垂らして出来上がり。
紅茶を淹れて、Bon Appetit!
c0116714_49483.jpg

「お菓子は、食べる人を幸せな気持ちにしてくれます。笑顔にしてくれます。
家に帰って、大切な人を想って、大切な人の為に作ってあげてください。」
最後にそう挨拶を述べた橋本自身、そんなに器用な方ではありません。
そんな橋本が今こうして講師としてこの場に立ち拍手をいただいてるのも、
モンテベロのシェフとしてたくさんのお客さんに応援していただけてるのも、
全ては「フランス菓子」を通して自分を投影し、伝えてきたからだと思うんです。
もちろんそれは僕も同じ。
橋本に比べりゃ口は立ちますが(笑)、
言葉だけで自分を理解してもらえるとは思いません。
言葉だけでは所詮表面的なもの。誤魔化したり偽ったりなんてチョロイもんです。
ただ、言葉に姿が伴えば、そこには信頼が生まれます。
会話の本質とは、理解し合うということとは、
言葉を投げ合うことではなく、自分を曝け出せるかどうかだと思うんです。

「ものづくり」は自己投影です。ありのままの自分以上のものは出来ません。
でも、それで良いんです。それだから良いんです。
ありのままでいいんです。ありのままがいいんです。
誰かと比べる必要もなければ比べられる筋合いもありません。
幸せの定義などありませんし、それを得るための資格があるわけじゃないんです。
ただ、みんなどっかしら足らないところもあるんです。
そこをね、みんなで補って行けば良いんじゃないでしょうか?
そこに健常者だの障がい者だのという垣根は必要ですか?
どっかしら足らないのは、むしろ健常者である僕らのほうなんじゃないんでしょうか。
c0116714_494598.jpg

今回のお菓子教室の開催は、
トコスエンタプライズ株式会社さんの尽力なくして有り得ませんでした。
どうしても会の構成上、橋本や僕らがスポットを浴びてしまいますが、
僕らは協力させてもらったに過ぎません。
全くゼロからのスタートで、脚を運び、話を聞き、
「手話も出来ないくせに」と、関係者に後ろ指を差されたこともあったと聞いています。
そんな中、賛同し、協力してくださった、
関西電力 大阪北支店さんのバックアップも忘れてはいけません。
両担当者及び、関係者の方々の情熱によって、
「一つの舞台を見終わった後の様な感動」と橋本が呟いたような素敵な時間と、
双方を引き寄せ繋ぎ合わせる素敵な場所が生まれたわけです。
本当にありがとうございました。
そして、強要したわけじゃなく、快く第一回の講師を引き受けてくれた橋本シェフ、
始まってすぐに、「あぁ、橋本にやってもらえて良かったなぁ・・・」と思いました。
忙しいなか、営業中にも関わらず手伝いに来てくださった服部シェフも、
感謝の念は勿論ですが、何より今日の日を共に分かち合えたこと、嬉しく思います。
c0116714_410044.jpg

一人一人、「美味しかった!」「楽しかった!」と伝えてくれてのお別れです。
その後、早速店に来てくださった方もおられました。
これがね、めちゃくちゃ嬉しかったですね。
だって、この会で終わりじゃなく、ちゃんと何かに繋がったわけですからね。
「きっかけ」如きことかもしれませんが、
それでも「きっかけ」になれたことが心底嬉しかったです。
もっと遠慮なく皆さん遊びにきてください。
上手く応対できない部分もあると思いますが、僕らにも勉強させてください。
配慮が足りないところがあったら叱ってください。
手話はできませんが、実際筆談でお話もさせていただいてます。
そういう環境を、一緒に作ってもらえませんか?

世の中には、もっともっと大きな問題があるのかもしれません。
今、目を向けなきゃいけない深刻な問題があるのかもしれません。
でも、だからと言って日常の問題が解消されてるわけではありません。
僕はこういう会を、多くの方に、多くの職人に、
絶対体験してもらう必要性があるという確信を得ました。
「僕らがやる意味があるのか・・・」という不安は、杞憂だということがわかったんです。
それは、頭で考えてばかりいたのでは到底知り得なかった感覚です。
お菓子やパンや料理を通じて交わすことができる、口先や上辺だけではない会話。
僕らはそうした言葉以外の立派なコミュニケーションツールを持っています。
そのツールは、「作る、売る」以外にも、「伝える、繋げる」という立派な役割も担ってます。
そして、必ず繋がりは一方通行ではなく自分にも帰ってきます。
アクションは義務でも責任でもなく、ましてやそこに答えがあるわけでもなく、
参加することによって視野や人としての幅を広げる側面もあるわけです。
僕ら飲食業が、もっと積極的に取り組まなくてはいけないこと、
というより、僕らは求めてもらってるということを体感した今、
こうした取り組みを、もっと大きな輪を広げてやらなきゃいけない必要性も感じました。
近い将来、そんな活動を僕らの業界側からも継続的に提案しサポートできる、
そんな仕組みを作って皆さんの前に披露できたら良いなと思います。
c0116714_410143.jpg

僕史上、最高にハッピーな「バンザイ」を胸に、
いつの日かの再会を誓って・・・。
by monsieur-enfant | 2011-04-22 01:34 | ケ モンテベロ

取り急ぎ・・・

えっと、モンテベロのバレンタイン商品を幾つかチラッと紹介します。

こんなのや
c0116714_1249364.jpg

こんなの
c0116714_12491528.jpg

こんなのと、サイズ違いを箱の色を変えてのご提供
c0116714_12492982.jpg

可愛い袋詰めには、オリジナル缶バッジと一緒に焼き菓子を
c0116714_1249429.jpg

ホールのガトーショコラも登場
c0116714_1250613.jpg

ブール ド ネージュは小さな箱に
c0116714_12502219.jpg

小さなサイズの詰め合わせもご用意してます
c0116714_12503445.jpg

その他に、バレンタイン限定のチョコレートを使った生菓子がショーケースに並んでます。
エクレールやサントノ-レもショコラバージョンです。

ま、ササッとですが、こんな感じです。
寒い連休となるようですが、連休明けはバレンタイン・デーです。
温かな気持ちで過ごせるお休みになりますように・・・と思い、
ちょっと画像をラブリーにしてみました(笑)
by monsieur-enfant | 2011-02-10 14:03 | ケ モンテベロ

寒い中、足を運んでいただいた皆さん、
お祝いの言葉をいただいた皆さん、
本当にありがとうございました。
c0116714_8215222.jpg

スタッフも本当によく頑張りました。
華やかな限定セットの他にも、
地味なコンフィズリーなども新たにお客さんに紹介する良い機会になったかと。
遅くまでかかって作ってもらった新しい棚も、
デッドスペースだったコーナーに存在感を加えてくれました。
c0116714_8302545.jpg

4年目のケ・モンテベロも、どうぞ宜しくお願いします!
by monsieur-enfant | 2010-11-15 08:31 | ケ モンテベロ

明日のために。

3周年、イベント前夜。
営業終了後、店の前で、あるものが作られ始めます。
c0116714_0513345.jpg

明日から店内どこか変わってるところがあります。
わかるかな?

間に合わせるために遅くまで作業していただいた工務店の皆様、
ありがとうございました!
ちなみにパティシエたちの作業は、夜通し続きます・・・。
by monsieur-enfant | 2010-11-13 01:24 | ケ モンテベロ