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2007年 12月 21日
年一行事 その1
別に意図してるわけではないんですが、忙しさに感けてると
ついつい後回しになってしまう。
「秋に行ったらええわ」と。
北摂市民の誇るサル山「箕面」。
微妙な温泉もある中途半端さがまた愛すべき山である。
名物は「もみじの天ぷら」・・・・ま、食べたことないですが。
裏手にあたる「五月山」は、若い頃度々お世話になった北摂きっての夜景スポット。
しかし歳を食ったのか、最近はめっきり中途半端なほうに。
なかなか季節を感じる機会が少なくなってる中で、
ちょっと車を走らせればそれなりに喧噪から遮断してくれる貴重な場所です。


行く店も決まってて、ん~・・「どうしても」ってこともないんですけどね(笑)
秋になると「いっとこかな」って思うんです。
そうそう、これも1ヵ月ほど前の話です。
自然は正直ですね・・・まだ木々が季節に戸惑ってました。

たいした距離ではないので、箕面の駅前に車を停めて歩きます。
店の前まで行けるんですが、味気ないでしょ?
「去年はもう少し早い時期やったかなぁ・・」とか想いながら、
日頃あまり見ることのない、川の水の流れに目線を落としながら、
色づき始めたもみじ越しにたまに注ぐ秋の陽射しを見上げながら、
この山が感じた「今年の秋」を、少しずつ、少しずつ、教えてもらうんです。
ぶらぶら歩きながら、「え~、そうなん?」とか呟きながら・・・。

えっと・・・いっぱいとのことで、ちょっくら時間潰しに散歩です。
そこで迂闊に見つけてしまった「展望台」の文字。
「馬鹿と煙は高い所に登る」とはよく言ったもので、
「ま、食事前の軽い運動に」程度のノリでしたが、ちょっとした登山でした(笑)
日頃からふくらはぎや、裏腿がつって目が覚める毎日、
マッサージに行っても「陸上でもやってるんですか?」の問いに、
ちょっと嬉しくなるのも束の間、「疲労度がアスリート並です」と言われ、
インフルエンザの予防接種で体温を計れば「37.4分」。1度も平熱上がってました。
ま、寝れないし、そうなると自然治癒力も働かないし、そりゃそうなりますね・・。

でもなぜ登るのかと言われれば
「登った者にしか見えない景色があるから」
ヘリコプターで連れてこられたって
エレベーターで上ってみたって
目で見えるものしか見えないはずです。
自分の脚で、自分の意志で、
一歩一歩踏み締めて歩んできたからこそ
見える景色があるはずです。
苦しいから・・・と引き返すことも
苦しみから逃れる手段かも知れません。
でもね、ホントはね、
逃げた苦しみからは逃げれないんです。
ならば越えて克服したい。
苦しみすら、いづれねじ伏せたい。
そしてまた次のステージに立つんです・・。
立ってみせるんです。

なんて悠長にしてたら順番に遅れてしまいました(笑)
やはり・・・思ったより時間かかって登ってたようです。
で、「ゆずりは」です。

ここはあの「一汁二菜うえの」が、隣に併設したカフェギャラリー。
お昼は数量限定。季節によっては予約もできるようです。

1500(1600だったかな?)のランチメニュー。
ホントに「何気ない」料理なんですが、
その「何気ない」心遣いに、毎回ほっこりするんです。

主菜 さごし幽庵焼き 金平ごぼう ・・と柚子の何か
小鉢 胡麻和え(鶏柔らか煮 海老芋 何かと 三度豆)
長芋とろろ 榎木 占地の佃煮
ほうれん草 引き上げ湯葉 舞茸のお浸し 割りポン酢をかけて
白ごはん 新潟栃尾産コシヒカリ
赤だし 香の物三種 自家製じゃこ山椒
ミニデザート

じゃ、また来年!(笑)
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by monsieur-enfant
| 2007-12-21 04:26
| ゆずりは
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