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2009年 07月 07日
不覚・・・。
18時半の約束の時間まで、珍しく余裕あり。
今思うとこのころからかなぁ・・・体調崩れてきたの。
とにかく眠くて眠くて仕方がなくなってきたので(ベンチで横になろうと思ったくらい)、
とりあえず駅構内のカフェで一休み。
気が付くと座ったまま寝てました。
昼間から都会に出てきてたから疲れたんかなぁ・・・(笑)
この日は、なかなか元気の出ない母親を招待。
一緒にシュクレで働いてた古株組も心配してくれてたので、
「一緒にどう?」って誘ってみました。
この4人の時、前も土砂降りだったんですよね・・・・。
ちょうど待ち合わせ時間くらいから雨が降り始め、たまらずタクシーで移動。
肥後橋 「このは」

いつもは「日本酒!!」ってなるんですが、
ちょっと身体の変調を感じてビールへ。
結果、この小グラスでさえ、半分も飲めない事態に・・・。
えび じゅんさい うど トマトのソース

いやぁ、爽やか。初夏ですね。
えびはもちろんですが、うどが良い味出してます。
トマトソースも、すごいトマト味。
焼き鱧 あじの昆布締め

香ばしい焼き鱧は、塩がしてあるので山葵だけでいただきます。
これがまた旨い!アジもしっかり昆布が沁みてて優しくもしっかりしたお味。
毛蟹入りの卵豆腐のお吸い物

とりあえず初物。卵豆腐に毛蟹。これ、美味いっすね。
品のいいお澄ましとも好相性。
八寸 鱧の握り 鱧の卵のにこごり 白瓜とタコ 焼いた青唐辛子

南瓜と・・・、この頃から記憶も味覚もおぼろげです・・・。

花ニラと・・・、です。スイマセン。

キス あまご 卵豆腐 ヤングコーン

今日のご飯は、みょうがご飯。

美味しかったのに・・・、いつもはおかわりいただくのに・・・、
スイマセンでした。

綿玉

これで「きんぎょく」と読むデザートだそうです。
とても口当たりがよく、イチジクとさつまいもの取り合わせも楽しかったです。
お茶が沁みる・・・。

女将さんが8月出産予定で、あまり動けなくなったのか、
女性スタッフが僕らのテーブルを担当してくれました。
まだまだ不慣れなんでしょうけど、笑顔は気持のよい人でしたので、
女将さんの代わりに頑張ってくれることと思います。
元気の無かった母親も、久しぶりの再会と、気づかってくれてた優しさに触れ、
さらに美味しいものもいただき、いっぱい元気を持って帰ってくれたと思います。
僕はと言いますと・・・途中から体調が急変し、
汗が滴るくらい吹き出してきて、その汗がクーラーの風で冷えて寒くなり、
寒いのにも関わらず、汗が止まらない。
嘔吐も繰り返し、熱中症みたいな症状でした。
でも陽にはほとんど当たってなかったんですよね・・・。
あぁ・・・そろそろ本当に身体が馬鹿になってきたかも知れません(笑)
それより、せっかくの楽しい席だったのに申し訳なかったです・・・。
味もほとんどわからなくなってましたし、このはさんにも申し訳ない限り。
楽しみにしてた日本酒も一滴も飲めませんでしたからね・・・。
今度はカウンターで、ゆっくりお酒でも啜りながら過ごしたいと思います。
その頃には女将さんも出産してますね。
元気な赤ちゃんを産んでください!
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by monsieur-enfant
| 2009-07-07 01:00
| このは
2009年 01月 09日
お正月ですもの、和食でスタート!
この日はモンテベロの1周年の労いも兼ねて、
二人のパティシエールと、いつも気苦労かけてるシュクレのヴァンドゥーズを引き連れて。
肥後橋 「このは」さん

夜は「おまかせ」一本になりました。
「良いものを良い状態で、且つ価格を抑えて」となると、こうなるんですかね。
僕の知り合いの店も昨年2店がこのスタイルを取りました。
店側の押し付けではなく、あくまでお客さんに喜んでいただくためのこと。
さぁ、任せて楽しみましょう!
燗も良いけど気分は冷でした。滋賀の七本槍。

毎度、お猪口が可愛い!自由選択制です(笑)

あたたかいスープ 白味噌と百合根、白子

沁みます・・・。沁み入ります・・・。
当たり前ですが、
和食食べて「あぁ・・・日本人やなぁ・・・」と思うのは日本人だけなんですよね。
やはり、「食は心なり」ですね。
お造り ヒラメ 鯵 足赤海老

いつもながら、良いお仕事されてます。
天ぷら ワカサギ ぬかご モロッコいんげん 芽キャベツ

ワカサギも然ることながら、芽キャベツが旨い!
宮城県の原酒・・・なんだっけ?

甘鯛の酒蒸しとネギの吸い物

立ち昇る香りの後に、ブリッブリの甘鯛。
小鉢盛り合わせ 安保柿の白和え なまこの酢の物 鯛の昆布締め
出来立てのカラスミ大根。

一つ一つに手間隙かけた丁寧な仕事。それを少しずついただける贅沢さ。
その中でも・・・カラスミ。買って帰りたいくらいです。
穴子と山牛蒡の炊きもの

ぐはっ・・・・。香りから口の中まで穴子と牛蒡の野味が優しく膨らみます。
しみじみ、「冬やなぁ・・・」。
鰤照り焼き かぶら

この鰤で、ご飯3杯はいけます。
おじゃこと里芋ごはん

あかん・・・名前からして惹かれてしまう。里芋に癒されます。
お漬物

薩摩赤貝のお味噌汁

この貝についてなんか話してもらったんですけど忘れてしまいました。
色は鮮烈ですが、臭みもなく良い食感でした。なんせ良いお出汁が出てます。
栗と白玉

毎回思うことですが、せめて季節の変わり目には訪れたいなぁ・・・と。
なかなか季節を感じることが少なくなってきた世の中。
パティスリーはまだマシですが、
ブーランジュリなんて、使う素材で季節を感じるのはホントに難しい仕事です。
ま、気を使ってることですが、こうして食から感じるも良しですいし、
視覚や聴覚、嗅覚からも、自分に四季を意識して明確に感じさせてあげないと、
なんだか年々季節が曖昧になって来てますよね。
流していたら時間はどんどん流れていってしまいます。
悪いことにも人間の順応性の高さは働くわけで。
いずれ曖昧な季節が日本の四季となり、
その曖昧な四季にすら「慣れてしまう」人間の持つ順応性。
日本の素敵な「四季」を、もっと大切に感じていかなきゃなぁ・・・と、
「このは」さんには、いつも優しく教えてもらってるような気がします。
ご馳走様でした!
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by monsieur-enfant
| 2009-01-09 03:47
| このは
2008年 05月 23日
たおやかな、躍動する和みの空間にて。
この日は、母親の誕生日のお祝いです。
梅田で母親と待ち合わせってのも、たまにはいいもんです。
この日はそんなに寒くなかったかな?
目的地の肥後橋まで、忙しない人並みを掻き分け歩く母一人息子一人。
今日の素敵な舞台は、「このは」さん。

時間の流れとは恐ろしいもので、
常に「行きたいなぁ、行かなきゃなぁ・・・」って思いながら
からこれ2年も経ってました。
時間の流れより恐ろしかったのは、うちの母親の食器への食いつきよう。
しまった!そいえば、先斗町の「つか本」さんに連れてった時もそうやった!!
好きなのはわかるんですが
席に着いたばっかりなんですけど・・・。
付きだしは、わらび、わけぎ、ホタルイカのぬた和え。
母親は燗でしたので、僕は冷で広島 うごの月を。グラスが素敵です。
香り、苦味、えぐみ、いきなり「日本人」のDNA覚醒です。春です!

お吸い物 蛤しんじょう 漆黒のお碗の中に浮かぶ、さながら月のよう・・

今日は「酒を飲む!」って決めてたんで、ペースちょい早め。
なかなか日本酒を飲むシチュエーションにならないもので。
滋賀県の「大治郎」。毎回グラスを変えてくれるのも楽しみの一つ。

お刺身 鯛とタコ 母、つくしに異常反応(笑)

焼き物 鰆(さわら) ふきのとう わかごぼうの葉
魚に春で、鰆なんですね。今知りました。日本語って、素敵ですね・・。

次は石川 「輪島物語」

揚げ物 あまご モロッコインゲン 飛騨ネギ 白子
・・・ビジュアルにやられて、あまご食べちゃってました。

滋賀 「七本槍」

イイダコの炊き合わせ 器のふたの裏まで素敵です。

若牛蒡の炊き込みご飯

こんな感じです。

沢山食べられる健康に感謝!稲庭うどん追加!

豆乳プリン ぽんかんソース きんかんの砂糖漬け

〆の一服

気持ちいい!
ホントに「このは」さんは気持ちいいお店です。
僕と同世代(2歳くらい上やったかな?)の大将と女将さん。
カウンターなので喋るものの、はにかんでシャイな大将と、
ソムリエの資格も持ってはる女将さんのサンパなおもてなし。
女将さんの人当たりの柔らかさは、アキュイールのマダムと双璧ですね。
母親も「ホントに良い時間だった」って喜んでましたし、めでたしめでたし。
フレンチやイタリアンのほうが圧倒的に食す機会の多い僕には、
和食で、肩肘張らず、コスパも高い「このは」さんは貴重な存在です。
せめて季節ごとには伺いたいなぁ・・と思わせてくれるこの場所に
今度はいつ戻って来れるかなぁ・・・。
また、そのときは一緒に飲みましょうか・・・お母さん。もとい「おかん」(笑)
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by monsieur-enfant
| 2008-05-23 02:02
| このは
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