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2009年 02月 04日
思ひ出ぽろぽろ
そんなこんなで始まった東京遠征。といっても今回はお仕事絡み。
先日まで渋谷で行われていた「シブヤ スィーツ コレクション」
その出店に合わせての上京。
9時過ぎには新幹線に乗ってる予定が、未だ家。
「もう乗ってる頃だと思うけど」とか
「新幹線から富士山見えるかな?」みたいなメールが、自宅の僕にガンガン入る。
なんせ時間通りに動けない。と言うより動こうとしない。だから指定席が買えない。
で、飛び乗った車両が、よりによって1両しかない喫煙車両。
かなり混んでたので移動はせず、東京までの間、
窓際でパクパク鯉のように息をして過ごしました。
自分自身、自分がどう動きたいのか予測出来ず、ホテルはおろか、予定も立てれない。
準備というものをほとんどしないんですよね、この人。
出発ギリギリでメモする時間も無く、写メで写した住所を頼りに急ぐ。
11時に着いて、ゆっくりランチでも・・・と思っていたのが、もう2時。
ランチ自体終わってしまう。ようやく焦りだすが、住所の「新宿区」に引っかかり、
自信満々に東京駅からグルリと新宿を目指す。
が、最寄り駅は飯田橋。確か駅3つか4つで着く距離。ランチ終わっちゃう・・・・。

はい、着きました、神楽坂。こんな道中なので、着いただけでめちゃくちゃ嬉しい。
ちょっと冒険したくらいの気分になる(笑)
しかも下準備とかしないから目で見る映像が初めての映像。・・・新鮮!
「へ~。へ~。」とキョロキョロしながら坂を上る。
「ルグドゥノム ブション リヨネ」

ここはリヨン出身のフランス人シェフが営むビストロ。
シャルキュトリーと絡むお話をいただいたので、
フランスでシャルキュトリーと言えば「リヨン」。ちょっと見ておきたかったんです。
ランチなので大きな期待はしてませんけどね。

自家製リヨン風ソーセージ エストラゴンのヴィネグレット

お供と、

お供と。

プレゼンは可愛いパンなんですが・・・・「なにこれ・・・・」です(笑)
リヨン風クネル モリセットゥおばさん ナンチュアソース

溺れそうなエビが、パセリにしがみついてるの図(笑)
このエビの名前がモリセットゥおばさんって言うんですって。・・・嘘です。
クネルもシャルキュトリーと並んでリヨン名物。「クネル屋」もあるんですよ。
いわば、魚のすり身を固めたようなものを想像してもらえれば良いかと。
ここはバターライスが付くんですね。クネルを食べた後に入れるようです。

リヨンで食べたクネルは、まさしく「はんぺん」。
味も無く美味しくなかったのを覚えてますが、
ここのは普通に美味しいです。
クネルは「上手い!!」とかいう食べ物じゃないですからね。
ご飯投入。エビさんはちょっと退いててね。

リンゴのオーブン焼き ローズマリーのテュイル バニラアイスクリーム

デロッ・・・。ショー・フロワの醍醐味(あったかいのと冷たいの、ね。)。

ご飯登場のおかげで思いのほかお腹が膨らんだので迷ったんですが、
いつもそうなのでエスプレッソをダブルで・・・。

もともと量の多い店なんでしょうね。
トリプルくらい・・・というか普通のコーヒーの量・・・・のエスプレッソ。くるじい・・・。
さ、もう少し時間があるので、「神楽坂マップ」みたいなものをもらい、しばし散策。
・・・と、

目に留まってしまった。聞いたことはあったが、ここにあったんですね。
「クレープリー ル ブルターニュ」

くんくん、くんくん、うん、ブルターニュの香りがプンプンします!!
「あ・・・」と初めてここで気づく。
昨年フランスに行った際に回った地方を、今日、再訪してることになってる。
しかも、たまたま(笑)
うう・・・なんだかちょっぴりセンチな気分。いろんな感傷に浸ります・・・。
外は寒かったので「シードル ショー」。あったかいシードルです。沁みます・・・。

コップや布地までブルターニュ・・・。これ以上、おじさんを泣かせないでおくれ・・・。
そういや、現地でも無理やり腹にいれてたっけ(笑)
満腹の中、ルバーブのコンフィチュールを添えたクレープ。

なんだか不思議な巡りあわせで訪れた二店。とってもあったかい気持ちになれました。
ふと店を出ると、路地から毘沙門天善國寺。不思議な街ですね、神楽坂。

なんでこんなに「フランス」を感じる店が多いのに、ブーランジュリーが無いんでしょうね?
空き物件があったら教えてください(笑)
さ、ここから品川に向かい、今晩は数年ぶりに母方の田舎にお邪魔します。

美味しそうな手土産も買えたし、いざ、千葉へ。
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by monsieur-enfant
| 2009-02-04 16:38
| 神楽坂 そぞろ歩き
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