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2009年 02月 10日
ハチ公前から小旅行
泊り込みで働いてたパティエールたちも、思い思い最後の夜を楽しんだでしょう。
新婚の橋本シェフだけは、大阪にとんぼ返りでしたけど(笑)
僕はと言いますと・・・ま、あては結局一人しかおらず、
「お、久しぶり」みたいな感じの、新鮮味のない夜でした(笑)
このツレ、「もしかしたらモンテベロの打ち上げになるかも」と伝えても、
「うん、行く」という猛者(もちろん部外者)。
ただ、地元でも2人くらいしか友達のいない僕にとっては、
東京といえど、奇特な僕に付き合ってくれる貴重な存在。
昔っから周りに「緊張する」とか言われ続けて来てまして、
ちょっと黙ると「怒ってる?」とか聞かれ続けてきてまして、
ですから、この図々しさ・・・いや、天真爛漫さは、僕にとってもかなり助かってるんです。
気を使われると、こっちも気を使うでしょ?
実は僕はこう見えて、超気ぃ使いぃなんですから。マジで。・・・・いやマジですってば(笑)
路線図も持たず東京駅に降り立つくせに勘で動いては迷う関西人に、
仕事の合間を縫って親切で的確なメールでナビしてくれる、とても有難い友人ですが、
晩御飯もその友人に丸投げ。
ただしケーキ5個食べたので、フレンチはパス。イタリアンも気分じゃない。焼肉も×。
・・・って、丸投げ・・・じゃないか・・・(笑)
そこでツレがチョイスしたのが、渋谷駅から歩いて10分くらいにある「ファミレス」。

そう、「TOKYO FAMILY RESUTAURANT」です。

とは言うものの、もちろんそこらの「ファミレス」ではなくて、
20カ国以上の国や地域からチョイスした料理やビールを、
気軽に楽しんでってっていう素敵な空間です。

一応、ギリシャ、イタリア、スペインとかもあるものの、
どっちかって言うと、アジア、エスニック的な割合が多い感じ。
スタートは、パレスチナの「タイベビール ゴールデン」。ビールは、てんでわかりません。

かなりフルーティ。嫌いじゃないです。
前菜盛り合わせ(各国)

お!のっけからテンションが上がる各国盛り合わせ。
しかもそれぞれ「なんちゃって」じゃない美味しさ!
ブルグリのタブーリ(レバノン)

挽き割り麦とパセリ、トマト、レモン、ミントのさっぱりサラダです。
大量の糖分を摂取した身体が洗われるようです。
アデルスコット(フランス)

おそらくフランスでは一度も目にしたことがなかったビール。
ウイスキーモルトが入ってるらしく、コクというより飲んだ瞬間「甘い」と感じる。
タジン(モロッコ)

ちゃんとハクション大魔王の壷のようなタジン鍋での登場です。
うん、これもちゃんと美味い。そこに自家製モロッコパンを注文。
クミンの入った、なかなか美味しいパンでした。

レッド ストライプ(ジャマイカ)

ジャマイカの理由?土屋アンナちゃんがジャマイカ行ってる番組を観たから(笑)
すぐ影響されるタイプ。軽くて飲みやすいビールです。
ラムと野菜のクスクス(チェ二ジア)

お、ちゃんとしたクスクスですね。ラムも美味い!
これだけちゃんと作りこんでる店は、各国専門店でも少ないのでは?
「ガッツリ現地」ってほどでもないですけど、きっちりツボは抑えてて十分楽しめます。
量もほどほどで、あれこれ食べたい女性陣にはかなりお勧めです。
僕なんか得意ジャンルを外れれば、全くの無知。好奇心あるのみ。
そんな好奇心や想像力をかき立てながら、
「なにが来るのかな」「どんな味なんかな」って待つ時間も楽しみの一つ。
それぐらいバラエティに富んだメニューです。
ビールまで各国の銘柄があり、料理やビールごとに、ちょっとした小旅行が楽しめます。
でも、こういう店で何より一番大事なのは、
同じ時間、同じ空気を、同じように楽しんでくれる相手と行くことやと思います。
「食べる」ことと同じくらい「楽しむ」ことの大事なお店。
「美味しかった」と同じくらい「楽しかった」の大事なお店。
良い店に連れて来てくれてありがとう。
「ホント楽しかったよ!」
が・・・ツレの難点と言えば、極度のビール好き。
「じゃあ、ビール飲みに行きますか」
「いやいや、3本飲んでますけど~!」・・・・とは言えない位、問答無用のビール好き。
3本って、各自3本飲んでますからね。各々3本頼んでますから。
渋谷駅まで戻り、行きつけの店・・・は、満席で、
近くで済ます・・・と見せかけて、「どうせなら」と、また来た道を後戻り。
岸部にはない(店自体あんまりないですが)、大人の隠れ家的なお店。
そこでガッツリ冷え切った身体にビールを流し込む・・・・寒い(笑)

以前、泊まるとこも決めずに来てしまう僕に、
「東京まで来た客人にカプセルなんか泊まらせられん」と携帯でリサーチしてくれて、
タクシーの運転手に住所まで告げてくれて、「ありがとう!助かったわ!」と別れて、
着いたらガチでカプセルやった過去の罪悪感か、
ツレが駅に広告を貼ってるホテルに電話してくれて寝床を確保。
広告の地図を写真に撮り、見比べながら歩く。
「あ、ここ、ここ。」
見上げると、「東急ステイ」・・・・あれ?・・・うちのスタッフ泊まってるとこやん(笑)
東急さんにはお世話になりっぱなしの、渋谷参りでした。
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by monsieur-enfant
| 2009-02-10 03:53
| T.F.R
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